私の初車選び体験談|やっぱり自分にあった車が一番

私が初めての車を選ぶ時、1番の選考基準は見た目

レトロさを感じさせるフォルムのものが欲しくて仕方なかったのだ。

何に対してもあまり見た目を気にしない私にしては、珍しい第1条件だった。

そして数日の間インターネットで検索し続け、ついにとある車に画面越しに出会ったのだ。

レトロな見た目という点で私の中では満点を叩き出したかの車は、しかしながら普通車で、オマケに大変に高価だった。
国産車でこんな高い車があるものなのかと、画面の前で固まった。

製作工程を紹介するページを見ては、一体どの工程に、どの部品にそれだけのお金がかかっているのだろうかと真剣に考えた。
フォルムはとても好みで、宝くじでも当たれば即買いしていただろう。

だがしかしこれから働き始めようというぺーぺーの小娘に、800万などという金額を払えるアテがあるだろうか。
無論、あるわけがない。

ローンの審査だって通るビジョンが全く見えない。
これは無理だ。
頭のどこかに残っていた意外と冷静な部分が、にべもなくそう切り捨てた気がした。

金額面で早々に白旗を上げる羽目になったのは、正直言って少しだけ寂しかった。

しかし断念した理由はもうひとつあった。

断念した理由

それは自分の運転技量だ。

お世辞にも運転技術が高いとは言えなかった当時、車幅が広い普通車は選考対象外だったのだ。
自動車学校で運転したのは普通車だろうに…と思われるかも知れないが、自分が運転する車の助手席に教官はいないのだ。

若葉マークが外れる前に2度、親の車を壁に擦って傷つけたことが軽いトラウマになっていた私には、普通車の車幅というものは思いの外高いハードルになっていた。
そんなハードルに自分から突っ込むような趣味も度胸もないので、すぐに次の候補を探した。

そうして見つけたのが今の愛車だ。
見た目は合格、色やカスタムのバリエーションも申し分なく、当初は重視していなかった内装も好みで何より軽自動車。

一目惚れだったのだ。
プロポーズかと思うような勢いでの即決だった。

グレードは最高クラスに。
色は大好きな赤に。
大好きな音楽を好きなだけ聞けるよう、録音機能つきのオーディオを。

ついでにバック駐車の際の自損事故対策にバックモニターを。
自分にとっての最高の装飾で、とても満足だった。

その分納車までの間が待ち遠しく、毎日のようにカタログを見ながらその日を待った。

さながら、好きな子の動向が気になるバレンタイン前の男子学生のようだったと思う。
まぁ私の場合は確約だったわけだが。
そして待ちに待ったその日。
私の愛車が嫁いできたのだ。

ディーラーの説明に耳を傾けつつ、しかし早く運転したくてたまらない私は必要最低限の説明だけを聞いた。
後は各説明書を読みます、と伝えて早々に切り上げた。
今にして思えば舞い上がりすぎだろうと思う。

そんな彼女は今でも私の足として、この田舎の地を走ってくれている。
余談だが、嫁いできたその年に件の車種は生産終了となった。
かなり人気のある車種だったようで、未だに生産終了の理由がわからない私である。

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